未来人のための・宇宙の神学

猫の神学は終了しました

「567」暗号 2

「567(みろく)」暗号について解説したいと思いますが、再度参考程度に理解しておく事があります。

小学生のころのある夏、近くの川で水浴びを終えた私は青天を見上げながら勢いよく帰宅しようとしていました。
歩いていたのは川沿いの崖の上で、草の生い茂る細道でした。

 

すると、ゴムじょりを履いた右足に痛みが走りました。なんと小さな蛇が親指の近くに噛みついていていたのです。
驚いた私は必死になって蛇を振りほどき、走って逃げました。

私の住む地方では毒蛇であるマムシが多く生息し、咬まれた村人はとにかく医者に直行することになっていたのです。
マムシ以外に人間を襲ってくる蛇などほぼいないので私も心配していたのですが、やがて騒ぎを聞きつけた守護霊が守護神(大師)を呼んで解決策を話し合っていました。

分かったのは、マムシではなかった事です。
くだんの蛇が噛みついて来たのは、私が草むらにいたその蛇を踏んづけてしまったからであるらしいのです。
しかし蛇はそうした事故を防ぐために行動すべきなので、お互いにカルマとはならないだろうという事でした。

守護霊はどこか遠くで遊んでいたらしく(あるいは必要な社会見学のために出かけていたらしく)、かなり慌てていてようでした。
すぐに守護神を呼んで私には蛇との因縁があるのではないかと大師に聞いたりもしていました。

大師は私と蛇には何のカルマもなく、今回の事はお互いの不注意が原因なのでカルマを作ったことにもならないと話されて帰って行かれたと記憶しています。

守護霊の考えでは、何か不意に予想外の事故が起きた場合にはカルマの力を疑うようにしているのではないかと思えました。
詳しい内容は忘れてしまいましたが、だいたい次のような事を彼は語りました。

「動物が人間を襲う場合、出会った人間がもしその動物との間にカルマを抱えていると、その動物の<意識の中心>はその動物に復讐するように命令します」と言うものだった。

<意識の中心>と言う言葉を使ったかどうか、その時も良く理解できなかったのですが、言い換えれば自分の属している種族の<祖神(おやがみ)>あるいは<祖霊>のようなもの、かなと思います。

親神と呼んでも良いのかも知れませんが、たとえば個々の蛇は端末に過ぎず、その蛇の種の意識センターはカルマを造った相手の識別番号を認識していて、生まれ変わってもその個体を感知できるので、これ幸いとばかりに復讐を実行に移す、という事らしいのです。

いきなりこんな話をされて私も面食らいましたが、成人になってからもこんなことがありました。

親戚の子供(まだハイハイ状態)が来ていて、その子とだけ同じ部屋にいたのですが、急にその子の未来を見てみたいなと思いました。(オモチャを買い与えていたので、何故か急にそうした感情が湧いてしまったようである)

で、意識状態が少し変になり私は確実にその子供の未来を見るだけの能力を持った状態にあると感じられました。
しかし青年になったこの子の姿が見えません、ならばもう少し下の年少者のころはどうだろうかと思念を傾けましたが丸で何も映じるものはありませんでした。

答えは一つでした、彼はこのまま成長することはなく死んでしまうのです。
私は怒りの感情を爆発させてしまいました。
「どういう事なんだ? お前は死んでしまうつもりなのか?」
「そうさ、ぼくはもうすぐ死ぬよ。死ぬことで、あいつらに仕返ししてやりたいんだ」

もちろんテレパシーで話していたのだと思います。
この親戚の子供は今世で父母に当たる二人の人物に対して深い恨みを抱いていたらしく、前世からのカルマを最悪の方法で解消しようとして転生していたのです。
実際彼はまもなく闘病の末、死んでしまいました。

彼はただの子供でした、まだおむつをしている小さな子供なのですが、その彼がこんな返答をするはずがないと誰もが思うでしょう。
しかし実際にはそうではないという事です。
転生前に決意した意識に支配され、そのエゴ実体に動かされながら現実世界をさ迷っているという事です。

さて、十数年前までは横浜に住んでいたのですが、駅からの道が二本あって小高い山道を選んで帰ったことがあります。
で、山頂に着いたとき急に我慢できなくなり道端の木の陰で用を足したのですが、後ろから声を掛けて来る者がありました。