地震には法則性があります。
これを「グーテンベルグ・リヒター則」と言います。
地震の発生頻度と規模(マグニチュード)の関係を表す法則です。
具体的には「マグニチュードの階層が< 1 >大きくなるごとに、地震の発生回数は約<10分の1>づつ減少する」というものです。
極めて単純化して言うならば、
M3=1000000回
M4=100000回
M5=10000回
M6=1000回
M7=100回
M8=10回
M9=1回
のような関係性です。
これをM7地震に限って示せば、
M5=100回
M6=10回
M7=1回
のようになります。
今回日本列島全体で検出されている地震回数とマグニチュードとの関係性は、M7級1回に対して、M5級(M4.7以上地震)は30~40回、平均35回で発生すると言う統計値が分析されたと言うことです。
法則ではありませんが、単なる地震動の周期性を明確にしたと言うことになります。
今回分析した期間
313 2016年04月16日01時25分
熊熊本県熊熊本地方 M7.3 震度7
・
・
001 2024年03月02日01時49分
千葉県南部 M5.0 震度4
もちろんこうした分析手法がいくら正しくとも、M7級地震の期日が正確に分かる訳ではありません。
また震源域を特定したければ、日本列島全体ではなく、北海道、東北、関東、中部・・・と言った具合に、地震動と回数を各管区ごとに分析しなおす必要があります。
現在時点では4.7地震が30~40のほぼ中央値に至ったという事で警戒Maxではあるのですが、40までなら5回ほどの余裕が残されています。
そしてM7級にはM6.5レベルとM7.5レベルの地震があり、関東地震の本震において前者なら震度6、後者なら震度7と見ています。
当然、今後発生する地震が<M6.5レベル・震度6>という事もありうるわけです。
いずれにせよ、今度発生するM7級地震により<M4.7以上地震>は一旦リセットされ、再びカウントを開始しして次の大地震に備えることになります。
こうすれば、誰でもが<M4.7以上地震>の発生回数を確認しながら警戒していくことが出来るものと思います。
■地震情報(全て)
https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/entries/