未来人のための・宇宙の神学

猫の神学は終了しました

オシリス、永遠の岩戸封じ

思い出せば30年以上も昔、京都の鞍馬寺奥の院魔王殿に参拝しそのまま瞑想に耽ったことがあった。
知りたいことがあったからである。

京都に住んでいたことがあり、市内を観光しようと鞍馬山を訪れたときに、ここ鞍馬弘教では神智学思想の影響を受けているらしく、本尊のサナート・クマーラは650万年前に人類の進化促進のために金星より飛来した、との教義をもっていることを知り興味をいだいていたのである。

私は5度に渡って参拝し、その都度瞑想しご本尊の勧請祈願(接見の願い)を繰り返した。

 


実際には3度目の参拝後に世界監視者(仮称)からの夢告を受けていたのだが、その時は解読不能であったために4度目5度目と無駄な登山を繰り返してしまっていた。

夢告では、まず世界監視者の歩く姿が現れ、進んでいる場所はシャンバラ王宮殿謁見の間であるらしいことが知れた。
謁見の間に入られた世界監視者、それに合わせてシャンバラ王も玉座に突如姿を見せられた。
「兄上、あの者のこと、いかがなさいますか?」と世界監視者が問われると、シャンバラ王は「その儀に及ばず」とご返答され、この夢告はここで終了したのであった。

あまりにもあっという間の映像であった。
そして「その儀に及ばず」と言う言葉はシャンバラ王直接の言葉ではなく、この方のその時の思慮が翻訳された言葉である。
(言葉自身は聞き取れず、その理由は不明)

映像はシャンバラ王の背後右斜め上方からのもので対面する世界監視者をうかがう形でやり取りされたものであった。
何といっても世界監視者とシャンバラ王がご兄弟であったとは、晴天の霹靂であった。

シャンバラ王ご自身の意思をさらに読み解くと、私の意念(勧請祈願)が強かったらしく「迷惑した(煩わしい)」と語っておられたのである。

残念な結果となったのだが、不敬が在ってはならないので5度目の勧請でこの試みは終結したのであった。

当時から大本(教)には関心があり、その後ネットの発達により大本関連の著述を読みこなすにつけ、ますます天照大御神ご出現の時期(岩戸明け)が迫っているものと期待は高まっていた。

3.11(2011年東日本大震災)なども艮の金神としてこの天体地球を動かしている神として名乗り出られたものと解釈していたぐらいである。

だが、よくよく考えれば、何十万年にも渡って人類指導者から堕天使・悪魔として忌み嫌われてきた金神さまが、果たして世に出て来られるだろうかと反問するようにもなった。

たとえばエジプトピラミッド文明は、アトランティスの生き残りである超人達によって創出されたものである。
恐らく次に来る大破局、人類滅亡を回避するための秘儀を創造主から託されて建立されているのではないかと思う。

そのエジプトに残る神話の断片としてオシリス神話がある。
オシリス神はセト神によって殺害され冥界の神となってしまったが、女神イシスは彼を復活させようと奔走するがセト神の妨害によって果たすことが出来ない。
しかしイシスはオシリスの子ホルスをこの世に産み落とし彼によってセト神は打ち倒され、地上支配権をホルスにゆだねることに成功するのである。

エジプト神話では女神イシスは、豊穣の神である。
日本の最高神宮、伊勢神宮では天照大御神を祭る内宮と、豊受大御神を祭る外宮があるのだが、豊受大御神穀物や衣料などの豊穣をもたらす女神であるとされ、エジプトのイシス神と同じ扱いである。
ところが参拝順序は外宮ー内宮の順であり、外宮の格式は内宮に勝っているのであるから「豊穣をもたらす女神」とはこの世界を産み出した神とも考えられる。

キリスト教的には女神イシス(外宮)こそが創造主であり、悪魔(セト神)を退けて地上支配権を取り戻したホルス神こそがイエス・キリストなのである。
しかしその裏ではオシリス神(天照大御神)は冥界の王にとどまり続け、イシス(創造の神)と共にすべての希望をホルス(キリスト)に託したままこの世から引退してしまったのである。

天照大御神(別名をシャンバラ王、金神、ルシファー、サナート・クマーラ)が復古を決断されたのがアトランティス滅亡を受けてのものであったから、神域と意思疎通のできる超人達に神の子イエス・キリスト下生の計画が神話として語られたとしても不思議ではない。