未来人のための・宇宙の神学

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シンボル国家としての日本

シャンバラ評議会(正式名称「13人の大師評議会」)では地球霊王は議長役とされていて、この人類最高意思決定機関である大師評議会において地球霊王は議論そのものには介入されない立場をとられる。

しかしそれは非常に奇異なことである。
何故ならそれは日本民族国家からは独自の意思表明がなされないこととなり、議事内容や合議の決定に対してその権利を放棄していることになるからである。

 

もしこの謎をある程度合理的に解釈するならば、そもそも日本民族国家は他の民族国家(11国家)の<寄せ集め>で成り立っているからではないのかと言う推論になる。

つまり世界人類は本当は11民族に編成されていて、その11個の民族集団の代表が寄り集まってもう一つ別の単位集団となるこの日本民族を形成しているのではなかろうかというものである。

大本(教)は盛んにこの日本で起きることは世界でも起こり、全世界で起きることは何れこの日本でも起きると語っている。
しかしそのためには、そのメカニズム(回向)を成り立たしめる、血脈と霊脈が(11民族と日本民族との間で)すでに確立しているからこそではなかろうかと思うものである。

定説では紀元前1300年ごろ、200万人ほどのユダヤの民(後のイスラエル12部族)がモーセに統率されて約束の地カナンに向けて民族の大移動を開始したと言われている。
(しかし200万人は余りにも多すぎるので間違いだと思われる。せいぜい数万人規模ではなかろうか)

それが出エジプトであるが、この長旅はイスラエル建国(ユダヤ自治政府)が目的であり、ダビデ王によるカナン人の制圧でもあった。
それは旅と言うよりも軍隊の移動、40年にも渡る砂漠地帯を迷走する試練にも似た行軍のようにも思われる。

しかしアイデルバーグによればカナンまでは1週間で踏破出来る道のりであり、40年を要したとはとても考えられないことから、アフリカ種族の言語分析(へブライ語との類似)を経てアフリカ大陸の北部~西部~中部を移動してからカナンの地にたどり着いたという仮説を立てている。
こうすればアフリカ種族の血とイスラエル民族の血が相互にまじりあった可能性があり、その後の北イスラエル民族の東方移動もアジア人種との混血を繰り返すことにより、全人類の血脈・霊脈をその集団のなかに取り込んでいったのではなかろうか。

(40年間の放浪は神による信仰への試しでもあり、優秀な霊脈を見極め作り出す政策であったと思われる)

徳川時代、諸藩は江戸に家臣団を置いていた(人質政策としての参勤交代)のだが、それは行政首都・江戸の治世・思想・習慣・気風が地方諸藩にも反映される回向のメカニズムをもたらしていた。
つまり江戸を治めることで日本全土を治める体制を作り上げていたと言える。

同様に、神界の政策としては、日本を統治することで全人類を治めとることを目指していたのではないかと、私自身は推測する。
(江戸=日本)

イスラエル部族の渡来により、古代日本は再組織化され、世界11民族国家から選抜された血脈で成り立つ民族集団へと変貌していった。
そして各民族国家はこの血脈を使って転生することにより、全人類の霊脈をこの日本に集約させているのであろう。

人類統合の象徴、それが日本であり、日本の神々はこの日本を治めることにより全人類を間接的に統治する体制を作り出されているものと思う。

猿田彦の神が「日本民族のカルマを我が代にて滅尽させる」と言う宣言は、やがて人類11民族国家にも波及していくのであろう。
血脈(肉体)も、霊脈(魂)も先ずはこの日本から大峠をはじめ、この日本での苦闘こそが最も激烈なものとなって各民族自治政府に影響を及ぼすことになる。