未来人のための・宇宙の神学

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五十黙示録 01

五十黙示録 第二巻 碧玉之巻
昭和36年5月6日) (全19帖)

第五帖に、「五」に関する話が出てくる。

いわく、「中心に五があり、その周辺が五十となるのであるぞ。これが根本の型であり、型の歌であり、型の数であるぞ、摩邇(マニ)の宝珠(タマ)であるぞ、五十は伊勢であるぞ、五百は日本であるぞ、五千は世界であるぞ、このほう五千の山、五万の川、五億のクニであるぞと申してあろうがな。」

 

以前動物魂の話をしている時に、五分裂によって魂体が増殖していることを話した。
霊視したのは妖精たちであったが、彼女たちは神の使者によってエーテル身体を五分裂させられ、その五分体に自己意識も五分裂させられて移り住むと言う状況に追い込まれてしまう。(五分体=五分魂)

最初は「寂しい」と言う感情からこの状態を嫌がり、すぐに一人の自分に戻ってしまうのだが、使者が来るたびに叱責されて五分体・五分魂の状況に戻されてしまう。
だが時間の経過とともに個我意識に変化が置き始め、他の分体を他者として認識し始める。
彼女は次第に自己意識に目覚め、もはやかつての自分には同化しないと決めるのである。
こうして魂の「弥栄(いやさか)」が始まる訳である。

我々人魂も同様なのである。
五分体・五分魂によって増殖を起こし、今の「私」を出現させているのである。
人類史上のどこかで今の「私」の五分魂が起きて最終的な「私」の来歴が記されるようになった訳である。
「私達」個々人の本当の誕生日はその時なのである。

この五分裂はエーテル世界で進化を継続しているときに起きていると思われるのだが、では今現在のこの物質世界で五分裂(五分体・五分魂)を起こすのは不可能なのかと言えばそうではないかも知れない。

我々が五分裂を止めたのは「私」が霊的に完成したからではなく、重力装置としての人類人口(魂)が適性値(個数)に達したからであろうと思う。

神の世界計画が「弥栄」だとして、そのすべてに「五」の型が基本となると言う話をここではしているようである。