未来人のための・宇宙の神学

猫の神学は終了しました

日本神界の秘密

私が世界監視者(仮称)に連れられて日本神界に昇ったのは随分昔のこと(子供時代)であるが、今も覚えていることを少しばかり書いておこう。

神界と言っても、エーテル世界に構築された大神殿(中央政庁舎)だったのだろうと思う。
外観は巨大な神社としか覚えていないのだが、それを取り巻く紫色の雲の上に浮かんでいる、そんな壮観だったのである。

何十年もたった今、この紫色の雲に対してある種の想念が浮かぶようになった。
何ら確証はないのだが、この雲は創造主が日本神界に下賜された宝珠だったのではないかと言うものである。

 


地上にある天皇が儀式において祝詞を上げる時、この紫色の雲(宝珠)はその言葉に感応して動き出し、天皇の言霊を実現するために人類社会を作り替えようと働き始める、そんな力をもった神器であろうという考えである。
「大和は言霊の幸(さき)はふ国」と言うが、ちゃんとしたバックボーンがこうしてあるからこそなのではないか、そんな考えが浮かんだものである。

さて、世界監視者とともに昇殿すると、何時の間にか<彼の方>に拝謁する部屋に移動していた。
上段の畳敷きの間には<彼の方>が着座しておられ、簾がほとんど床まで垂れ下がっているので下段に正坐している私は<彼の方>の足元しか見る事が出来なかった。

この場では<彼の方>との会話などはなく、単に拝謁を済ませただけなのだが、その後私の頭の中にはテレビドラマで見るような誰が語っているのか分からないナレーションが流れてきたのである。

内容別に整理すると、二つの事柄が話されていた。

1に、歴史上天皇の位が簒奪される危機が何度も訪れたが、もっとも深刻な危機は蘇我入鹿を討伐した乙巳の変の時であると言う。
この乙巳の変の思想的先導者は現在生まれ変わっている石原慎太郎であり、日本神界は彼を歴史上最大の功労者として認めている。

2に、この変の後、蘇我入鹿の遺族、遺臣によって天皇家日本民族を呪う国家的呪詛行が行われたが、この恐るべき「十二支呪殺業・猿の呪い」を解くために日本神界家臣団は「呪い返し」を行うように<彼の方>に上訴したが、<彼の方>はこれを拒絶し、このまま「猿の呪い」を乗り越えよとご下命なされた。

何故<彼の方>を天照大御神さまと書かないのかをここで説明しなければならない。
これは私が青年期になってから得た知識によるものであり、当時は単純に<彼の方>は天照大御神さまであると信じていたのである。
だが実際にはそうではなかったのである。

<彼の方>は猿田彦神であり、天照大御神さまからこの日本神界を差配する最高執権を預かっている方だったのである。
何故そのようなことになっているかというと天照大御神さまは今回の岩戸開き(地上支配権の再獲得)のためにシャンバラ帝国を作り上げ、人類人魂との融和合同を図るべく<13人の大師評議会>に全権委譲の決断をなされているからである。

つまり人類統治の朝廷はシャンバラに移行しており、日本神界には執権代理が置かれることとなったのである。
もちろん日本神界の王であるからこそシャンバラの王として君臨できるのである。
しかし天照大御神さまは日本民族国家の運営を臣下の諸神諸菩薩に委任してその高貴な職責と地位を守護される体制を望まれたのである。